2014/12/11

怖い?楽しい? Ingressでガチバトル

 Ingressで他の一般的なネトゲと違うドキドキ感が得られるケースの一つが「ガチバトル」です。
現実世界で繰り広げるIngressでは、見知らぬ相手と突然ガチバトルが始まることがあります。ガチバトルといっても、もちろん本当に殴り合うわけではありませんよ、念のため。

 ここでいうガチバトルは、ある特定のポータルを攻撃しているエージェントと守るエージェントとの攻防のことです。
 ポータルの場所や周辺環境によって、形態は様々ですが、それもまた楽し。

 今回の舞台は、エンライテンド(緑。以下ENL)が頑張りつつも、多勢なレジスタンス(青。以下RES)による非情な攻撃でENLのポータルがすぐ潰されてしまう地域です。
 そんな地域にある数少ないENLの高レベルポータルに、私が補給に訪れたときでした。

(本文と写真は関係ありません)

そこのポータルは登録された位置と実体のオブジェがずれているところです。そのオブジェの前に、一人の男性が立っていました。
 チラッと見えたスマホの画面は、明らかにIngressです。
 まだ動きはありませんが、急ぎハックして補給します。
 そしてCOMMのAlertを見ると、攻撃され始めました。やはり、立ってたのはRESのエージェントです。あまり見ないA9エージェントなので、どうやら出張か何かで県外から来ているのではないかと思われます。

 ちょっと離れたところに立ち(状況次第で、見えない位置に隠れたり、あるいは直接声をかけてから始めるケースもあるかもしれません)、欠けたレゾネーターのスロットにサクッとR7, R8を挿します。いわゆる「わんこレゾ」ってやつですが、今回はそれに加えて「わんこシールド」をやろうと、ふと思いつきました。
 ちょうど、Rare Portal Shield(以下RPS)が腐るほど余ってました。

 わんこしてるとはいえ、相手はA9です。レゾネーターが欠けていきます。一人でR7,R8はいくつも挿せませんから、やっぱりわんこレゾでは弱っていきます。
 一応リチャージで応戦しましたが、最近サーバーの応答が非常に悪いので、リチャージでは絶対に不利です。
 PowerCubeでチャージしている隙に、ポータルは白化されてしまいました。
すかさずレゾを挿しまくります。でもP5にしかなりません。
 ここらで相手も気づいたのかもしれません。攻撃方法を変えてきました。
 ここは相手のことなので想像ですが、ポータルの中心に移動し、X8か、UltraStrikeを乱発し始めたようです。

 「やった! 狙い通りだ!」と私は心の中で大喜びし、心臓の鼓動が高鳴ります。

(写真は私ではありません)


 私の狙いは、相手にX7,X8やUltraStrikeを無駄撃ちさせて、他のENLポータルへの攻撃力を削ぐことです。
 こうなったらわんこレゾ&わんこRPSの乱打です。

 相手も意地になったのでしょう。凄い集中攻撃をして、みるみるレゾネータやRPSが吹っ飛んでいきます。
 RPSが一瞬で次々と飛んでいく様をみると、UltraStrikeを乱発したんでしょうか。

 基本的に、ポータルの攻防戦のガチバトルは、守りが優勢ですが、現実的にはエージェントの努力では守り切れないこともあります。それは通信状況の影響です。サーバーの応答に恵まれないこともあります。
 今回もそうでした。

 RPSをわんこしようとすると、失敗するようになりました。スキャナー上ではまだENLのままなのに。これは、一瞬でポータルが中立化されてしまった上に、私のスキャナーにサーバーから最新のポータルの状態が届いていないためと思われます。
 想像ですが、相手も乱打によりXMPが尽きてPowerCubeでチャージしているところなのでしょう。その隙にまたレゾネータを挿し、キャプチャーして緑化します。

 ガチバトルは、どっちかが諦めるまで続きます。

 もともと私も補給のために立ち寄ったのであり、急いで帰る途中でした。
 「そろそろいいかなぁ」と満足しつつ、わんこしたレゾネータは少しだけにしておいて、無言で「楽しかったよ、ありがとう。はい、どうぞ」という意思を込めて立ち去りました。

 相手のあることなので、ガチバトルがいつでも楽しめるわけではありません。
 「わんこ」や「リチャージ」されたことに気づいたら、相手をせずに立ち去る場合もあります。
多くの場合、戦略的撤退としてはそのほうが賢明です。
 だから、相手してくれたRESのA9の人には、本心から「相手してくれてありがとう」と思ってます。

 私は時間とアイテムが許す限りは、ガチバトルをやりたい派なんですね。

 ガチバトルを怖がってる人、嫌がってる人もいるでしょうけど、やってみると楽しいですから、A8以上の人は機会があったらやってみましょう。

 チーム対戦が主流のIngressにおいて、1対1の二人対戦ができるのが、三国志での一騎打ちみたいで楽しいですよ。
写真協力:ぱくたそ

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